山口慧太郎さんの作品が、きょうと障害者文化芸術推進機構が企画する「ゆびさきのこい」展に出展しています。
山口さんとは、某支援学校在学中にご縁があり、卒業後から現在まで約1年9ヶ月間、カメラ撮影やドローイングなどの創作活動をしてきました。
その中からカメラのレンズに指をかけたまま撮影された写真「手がかり」30点、連続写真のスライドショー、色鉛筆などで描いたドローイング「きせき」3点を出展します。これらの作品は、いま自分が存在していることの「手がかり」を教えてくれているようであり、そこには生命(いのち)の色模様が映し出されています。
そして、山口さんを含めた計4名の作家の指先から生まれた数々の創造物が展示されています。「こい」から、「故意」「恋」「来い」「行為」…..さまざまな解釈ができます。それぞれの解釈から作品を眺めてみると、新たな世界が広がることでしょう。
お近くにお越しの折は、ぜひご高覧ください。

「ゆびさきのこい」展
会期:2021年1月19日(火)–3月21日(日)※月曜休廊 10:00-18:00
会場:art space co-jin(京都市上京区河原町通荒神口上ル宮垣町83 レ・フレール1階)
URL:https://co-jin.jp

2021年2月23日 京都新聞朝刊市民版
2021年3月6日 京都新聞朝刊美術欄
フライヤー表面
フライヤー裏面